現在では全面的に使用禁止となっており、人々が日常生活においてアスベストを意識することはあまりないかもしれません。新たにこの物質が使われることはなくなりましたが、現在でも古いビルや住宅などには残っていることがあります。多くの個人や企業がアスベストの検査を必要としており専門的な会社が存在します。この物質の検査が必要になったとしても素人が自分で作業を行うのは危険です。

自分自身が吸い込んだり周囲に拡散させてしまう可能性があります。この物質を吸引すると15年以上という長い時間を経てから石綿肺や肺がん、悪性中皮腫などの症状を引き起こします。潜伏期間は石綿肺が15年から20年で肺がんは15年から40年です。悪性中皮腫は20年から50年という非常に長い時間を経てから症状が現れるため、吸引してすぐには健康被害が分かりません。

古い建築物などに残っているアスベストが安全そうに見えても非常に危険なのでプロに相談することが大切です。確かな技術力を持つプロに相談すれば適切な安全対策を講じた上で検査を行ってくれます。この物質の検査をプロに依頼する場合は料金よりも安全性を重視しなければなりません。吸引や拡散を防いで安全に作業を行う能力を持っているかどうかが、専門の会社の信頼性を判断する重要な基準です。

料金が安くても技術力に問題がある会社を選ぶと健康被害を広めてしまう可能性があります。多くの案件に対応してきた実績があり技術力が優れている会社を選ぶとよいでしょう。